筑波大学で8月4日、サッカーイベント「全国大学女子サッカーつくばフェスティバル」が開催される。主催は全日本大学女子サッカー連盟(東京都文京区)。
今年で20回目となる同イベントは、全国から多数の大学チームが参加する夏の大学女子サッカーの一大イベント。運営は、会場となっている筑波大学の女子サッカー部。
昨年は震災の影響を受けながらも、24大学31チーム、約700人の選手が参加し、全国トップクラスのチームから11人に満たないチームまで、それぞれが熱い戦いを繰り広げた。
同イベント実行委員会のイベント部部長、升光彩乃さんは「20回という記念すべき年。今までの運営も筑波大女子サッカー部が中心となり代々行ってきたが、今年はこれまでにないイベントを企画している。たくさんの人の記憶に残るイベントにしたい」と話す。
メーンとなるのは大学女子サッカーの大会だが、小学生を対象としたサッカー体験イベントや、なでしこジャパン選手のサイン色紙が当たるプレゼント企画なども計画しているという。
「なでしこジャパンで女子サッカー界が大いに盛り上がったが、女子サッカーの人口はまだ少なく、体験できる場も少ない。サッカーの楽しさをもっとたくさんの女の子に知ってもらいたい」と升光さん。
「自分自身、兄と一緒に遊んでいたのがサッカーを始めたきっかけ。当時、周りは男の子ばかりで女子サッカーの環境はなかった。今は少しずつ人口も増えてきているし、これをきっかけに女子サッカーの環境が根付いていってほしい」
体験教室は、同大女子サッカー部だけではなく、全国から集まった参加選手も合同で行い、女子サッカー界の雰囲気を感じることができる。
升光さんは「『大学生のお姉さんたちと一緒にできて楽しい』と思ってもらえるような企画になるはず。友達を誘って、たくさんの子たちに参加してもらいたい。選手たちは子どものころにこういう環境はなかったので、当日参加できる子たちが少しうらやましいかも」とも。
サッカー体験教室は小学生女子が対象で、技術レベルに関係なく参加できる(事前申し込みが必要)。申し込み締め切りは7月21日。