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つくばで中学生向け電子工作実験イベント 研究者を体験する一日に

昨年の様子

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 中学生向けのプログラム「ひらめき☆ときめきサイエンス2019 - 未知の光の正体を探れ!~半導体検出器を利用した分光器の製作~」が9月7日、高エネルギー加速器研究機構(つくば市大穂1)で行われる。主催は同機構と日本学術振興会。

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 はんだ付けが要らないブレットボードと呼ばれる回路基板を使い、半日かけて電子工作を行い、作成した装置を使った分光測定により光の色を調べる。実験装置を作り、実験から分析まで行い、研究者が通常行っている研究の進め方と同じ過程を体験できるプログラムとなっている。

 同機構広報室の科学コミュニケーター高橋将太さんは「はんだ付けが要らないため、通常の電子工作よりハードルが低い。複雑な回路を作ることに集中できる」と話す。「毎年、つくばだけでなく他都県からも参加がある」という。

 同機構では素粒子物理や原子核物理、物性物理など物理を扱う。「例えば素粒子実験では実験装置を外から買うことができないため、0から作っている。最近プログラミング教室がはやっているが、ソフトは実験装置やパソコンといったハードがなければ動かせないもの。ハードの面白さも知ってほしい」と言い、「研究者自身が面白いと思うことを子どもたちにも体験してもらいたい。電子工作は簡単すぎないレベルにしている」と話す。

 親や先生の見学も可能。「子どもたちは粘り強い。すねたり、集中力が切れたりもするが、マンツーマンで教え、理解し始めるとやる気になっていく瞬間が訪れる」と言い、「中学生に向けて実施するのは毎年この企画だけ。ひたすら手を動かしながら考えさせる、教えて終わりの時間ではない」と話す。

 同プログラム代表であり、講師を務める同機構助教の上野一樹さんは「少しレベルは高めに設定しているが、自分の頭で考えて試行錯誤してほしい。自力でやり遂げたときの喜びや実験の楽しさをぜひ実感してもらいたい」と参加を呼び掛ける。

 申し込みは7月31日まで。

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