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つくばで世界最大級の「コンニャク」、5度目の開花

開花したショクダイオオコンニャク(提供=国立科学博物館)

開花したショクダイオオコンニャク(提供=国立科学博物館)

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 筑波実験植物園(つくば市天久保4)で栽培されているショクダイオオコンニャクが1月18日夜、開花した。

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 ショクダイオオコンニャクはサトイモ科コンニャク属の熱帯植物。直径1メートル以上、高さは3メートルに至ることもあり、世界最大の花ともいわれている。数年に一度しか花をつけず、また開花期間は2日間程度と短い。同園での開花は2018(平成29)年以来2年ぶり5回目。

 今回開花したショクダイオオコンニャクは高さ232センチ。休眠明けの11月に職員総出で67キロのイモを植え替えてから、その成長を記録してきた。開花期間は花がある熱帯雨林温室前でミニ展示として生育過程の紹介や開花時に発する強烈なにおいの体験コーナーを設ける。

 植え替えの際はイモの形に合わせて植える深さを変え、普段の栽培では土中と花芽で異なる温湿度の管理に気を配ってきたという担当研究者の堤千絵さん。「5回目の開花だが、いい状態で見られるのは短期間。間近で見る花の迫力を味わってほしい」と、早めの来場を促す。

 展示期間は明日21日まで。本来は休館日に当たる20日も臨時開園している。明日までの開園時間は8時30分~17時に延長(入園は16時30分まで)。入園料は一般=320円、高校生以下無料。

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