取手の「とりでアートコンシェルジュ」（取手市）で現在、「文化人・芸能人の多才な美術展」が開催されている。

　同展は今年で12回目、県内での開催は3回目となる。今回の展示は過去最大規模で、地球環境保護と文化財救済活動支援のチャリティー企画として催されており、収益の一部は文化財保護支援財団に寄付される。

　出品者は、歌舞伎俳優の市川團十郎さんやタレントで映画監督の北野武さん、漫画家の松本零士さん、鳩山由紀夫前総理など、芸能人や歴代総理、漫画家など91人。無償で作品展示に協力している。作品の画材もテーマもさまざまで、エンターテインメント性豊かな作品160点が一堂に並ぶ。

　実行委員会事務局長の松岡久美子さんは「芸術とは特別の人たちのものではなく、疲れた心を癒やし豊かにしてくれるもの。 これがわたしどもの意図した芸術文化の創造で、創作する意欲の輪を一般の方々にも広げていきたいとの願いから、『文化人・芸能人の多才な美術展』を開催している」と話す。

　開催時間は11時～18時。入館料は大人500円（中学生以下無料）。9月27日まで。