生産者と消費者がコミュニケーションを取りながら農産物などを販売する「マルシェ・ジャポン・キャラバン」が11月21日・22日、「イーアスつくば」(つくば市下平塚)で開催された。
同イベントは、農林水産省の助成事業「マルシェ・ジャポン・プロジェクト」の一環で、主に生産者支援を目的に企画された。今年9月から始まり、つくばは帯広、函館、福島、高崎、山梨に次いでの開催となった。
当日は好天にも恵まれ、会場には地元特産品を扱う店をはじめ約80店が軒を並べ、さまざまな生産物を販売。訪れた客は生産者とのやりとりを楽しみながら、新鮮な野菜を手にとり購入したり、そばの手打ちコーナーや子ども縁日などを巡ったりしながら楽しんだ。
出展者の一人で、自然農法で野菜を育成している「土すき農園」の山口博司さんは「この様な場所に出店すると、栽培方法などに興味のない人たちとも話しができるほか、実際に野菜を手にとってもらいながら育成方法などを説明することができて良かった」と振り返る。園児の子どもと一緒に訪れていた母親は「地元でこんなにいろいろなこだわりの食べ物を作っているとは知らなかった。子どもたちが普段苦手な野菜をおいしそうに食べていたのが印象的」と語っていた。
同キャラバンは来年3月まで、全国14カ所で開催される。