関東鉄道常総線で、6月16日に特別運行として守谷-下妻間でビアトレインが運行された。
同企画は関鉄観光(土浦市)が企画したもので、貸し切りの列車で景色を楽しみながら飲酒を楽しめるというもので、61人の一般参加者が乗車し、3時間半の列車の旅と、飲み放題のビールで盛り上がった。
今回の行程は守谷駅、取手駅、守谷駅、下妻駅と経由して、再び守谷駅に戻るという流れ。
折り返し地点の下妻駅では、地元の物産販売会や筑波山麓のガマ口上が行われ、参加者を喜ばせた。
また、途中乗車という形で、寅さんと佐藤蛾次郎のそっくりさんが乗車し、景品が当たるクイズ大会やじゃんけん大会などを行い、車内を盛り上げた。
関東鉄道の森田玲泉さんは「あいにく天気には恵まれず、風景はあまり楽しめなかったかもしれないが、そのせいもあってか車内ではグループの枠を超えて乗客同士が盛り上がってくれていた。そっくりさんイベントや、下妻市の方々との協力もあり、道中はずっと賑やかな状態。お酒の影響もあったが、それ以上に楽しんでもらえていたのでは」と話す。
「今回は遠い方だと神奈川からいらっしゃった方もいた。各地方の路線でもビアトレインの企画を行っているが、都心に近い路線だとなかなか難しい。つくばエクスプレスのお陰で都心からも参加しやすい。今後もより多くの人に利用してもらいたい」とも。
これまでは不定期であったが、今後は定期的な運行も視野に入れているという。