つくば市と近郊の女性有志「竜巻被害の母と子支援実行委員会」のメンバーと山本美和つくば市市議会議員が7月20日、5月6日につくばを襲った竜巻の災害支援として、つくば市立筑波幼稚園(つくば市平沢)と吉沼小学校(吉沼)に寄付を届けた。
寄付金は、6月2日にLALAガーデンつくば(つくば市小野崎)で同委員会が主催し開催した「竜巻災害支援のためのチャリティーコンサート&マーケット」で募ったもの。
コンサートには、筑波大学アカペラサークル「Doo-Wop」やクリスタルボウル演奏家の野口裕子らが出演。イベントには「おまつりヒーロー舞神双嵐龍」や「親子よさこいサークル てんしんらんまん」「斬桐舞(きりきりまい)」が登場しステージを盛り上げた。
マーケットには8店が参加。「授乳服のモーハウス」が絵手拭い、「月の石」がワンコインマッサージ、「アクアブルーム」がプリザーブドフラワー、「クルール」(水戸市)がプリ雑貨や消しゴムはんこ等、手作りの品々を出店した。
同委員会メンバーは「チャリティーでは多くの人に協力していただき感謝している。学校や幼稚園の被害の様子を聞き、あらためて竜巻の恐ろしさを痛感した」話す。
筑波幼稚園の櫻井一美園長は「竜巻が襲ったのは12時52分。平日であれば園児たちは給食を食べ終えて園庭で遊んでいた時間帯。休日だったのが不幸中の幸いだった」と振り返る。「日本は災害の多い国。子どもらを守るための防災対策や連絡網をしっかり整えることが必要」とも。