JAXA筑波宇宙センター(つくば市千現2、TEL 050-3362-6265)で8月1日、夏休み特別企画として「サマーラボ2013」が始まった。
人工衛星やロケット等、将来の宇宙機の研究開発や開発試験、そして打ち上げた人工衛星を追跡管制する、わが国の宇宙開発の拠点として重要な役割を担う同施設。
同企画では小中学生を対象に、「傘袋ロケットを作って飛ばそう」「箱の中に虹を作ろう」「真空空間を体験」「台風の断面って?」などの宇宙を題材とした授業をJAXA職員が日替わりで行う。工作や観察、実験中心の授業内容が人気で県外からの参加者も多い。
同施設広報の小熊さんは「JAXAの職員や宇宙の専門家が直接子どもたちに語りかけることで、宇宙や地球のことを考えるきっかけとなり興味を引き出すことができれば」と話す。
6日に行われた「箱の中に虹を作ろう」では目に見える光と見えない光、人工衛星から地球を観測することによる効果などを具体的に紹介。その後、手作りの「太陽光が虹色に見える箱」を使った屋外観察を親子で楽しんだ。
授業後の質疑応答では、参加した子どもたちから「ロケットのパワー」「宇宙ゴミ」「宇宙飛行士になるには」など多くの質問が寄せられた。
開催は平日のみで、今月21日まで。参加無料。予約制。