筑波学院大学(つくば市吾妻)で3月18日、「防犯講演会」が行われた。
同講演会は、市民一人ひとりの防犯意識の高揚と地域の自主的な防犯活動の推進を図ることを目的に開かれた。
登壇したのはステップ総合研究所の清永奈穂さん。自らの取材やデータを基に、標的となる通行人との距離によって変化するひったくり等の犯罪者の思考や、空き巣の「プロ」の犯罪者が街や家のどこを見ているかなど、具体的かつ実践的な防犯上の注意点および対策について講演した。また、地域における自主防犯について、自分の身はもちろん、周囲の人をはじめとする他の人の身を守るために、地域の防犯教育の必要性を解説した。
講演の前にはつくば市のヒーロー、「舞神 双嵐龍(ソーランドラゴン)」による防犯標語「いかのおすし」を題材にしたショーの取り組みの紹介も行われた。講演の後にはつくば中央警察署・つくば北警察署による自動車盗の現状・対策についての説明もあった。
会場に集まった参加者が講師に熱心に質問するなど、地域における防犯への関心の高さが表れた講演会となった。