つくば北部公園テニスコート(つくば市北原1)で8月24日~31日、茨城県内で開催される唯一の女子テニス国際大会「セキショウ国際女子オープンテニストーナメント」が開催された。
ラヂオつくばが「セキショウ国際女子オープンテニストーナメント2014」を全国で唯一のテニス実況生中継
海外のメジャートーナメント(ウィンブルドンや全米オープンなど)に出場するには国際ポイント(WTAポイント)が必要で、そのポイントが取得できる同大会は世界のひのき舞台を目指す登竜門として大きな役割を果たしている。第22回大会には現役復帰を果たしたクルム伊達公子選手など、現在もメジャー大会などで活躍している選手が多数出場。昨年のウィンブルドン選手権大会女子ダブルスでベスト4に進出した青山修子選手も、一昨年の大会に出場している。
同大会は、シングルスではWTAランキング297位、JTAランキング16位(2014年9月7日現在)の波形純理選手(北日本物産所属)が優勝。ダブルスでは今年2月からペアを組み、目覚しい活躍をしている第1シードのハン・チンユン選手、ザン・カイリン選手(共に中国)が今年で7回目の優勝を果たした。
今年も、ラヂオつくばが全国でも例がないラジオテニス実況中継を実施。解説は、つくばでテニス普及に尽力するNJテニスクラブの沼尻利政アドバイザー、ゲスト解説は関東テニス協会常務理事の森清吉さん、女子テニス界のけん引役畠中君代さんが、それぞれ担当。スペシャル解説として男子プロテニスの鈴木貴男選手が務めた。内容は、よりテニスを身近なものに感じてもらうため、実況と併せて副音声としての効果を出しながら放送した。
森さんは「こうした大会にメディアが入ることで、地域の活性化とテニス界の普及に大きく貢献している。現に、試合直後の選手がインタビューを受けるなど、本人たちの意識の向上につながるのは確か。これは全国でやってほしい。錦織圭選手の活躍もあり、間違いなくテニス業界に追い風が来ている」と話す。