「せんとくん」の彫刻家 薮内佐斗司さん、つくばの百貨店で個展開催

薮内佐斗司さんの作品「うたたね童子」

薮内佐斗司さんの作品「うたたね童子」

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 「西武筑波店」(つくば市吾妻1、TEL 029-851-0111)で、平城遷都1300年記念事業のマスコット「せんとくん」を制作した彫刻家の薮内佐斗司さんの「薮内 佐斗司 ブロンズ展」が、1月8日から開催される。

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 薮内さんは、日本の仏像制作の古典的技法を基に、独自の彫刻技法による仏教的世界観や、東洋的自然観に基づく作品を発表をし続ける。

 また、個性的な顔つきと童子の体型から生まれる人物像の雰囲気も独特。平城遷都1300年記念事業で、薮内さんが制作したマスコット「せんとくん」の顔姿について「かわいい」「気味が悪い」などと世論を沸かせたのも記憶に新しい。

 今回の個展では、ふっくらとした体を横たえて、うたたねをする子供の姿を表現した作品「うたたね童子」他、ブロンズ作品を中心に20数点を発表する。

 同店の高田大輔さんは「世界的にも評価の高い薮内さんの個展。日本の彫刻の伝統を基にしながら生まれる独自の世界を楽しんでほしい」と話している。

 会場は5階プラチナルーム。10時~20時(最終日は17時まで)。入場無料。今月13日まで。

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