「第10回筑波山頂カタクリの花まつり」が4月1日、筑波山ケーブルカー山頂駅近くの「筑波山頂カタクリの里」(つくば市筑波1)で始まった。
カタクリ草は、山野に群生して、高さ15センチほどの茎の先に4~5センチの大輪の紅紫色のかれんな花を咲かせる。標高877メートルの筑波山頂付近の「カタクリの里」はカタクリ草の群生地で、2ヘクタールの敷地に3万株のカタクリが群生している。
群生地一帯は自然散策路になっているため、ハイキングをしながらかれんな花々の群生を楽しむことができる。現在は徐々に咲き始めた状態で、今年の見ごろは4月10日前後になる見込み。
花まつり期間中は、群生地付近で、ガマの油売り口上やお汁粉サービスなどの各種イベントも予定する。
花まつり初日に訪れた茨城県内の60代の夫婦は「まだわずかしか咲いていないが、地面を見つめながら、紫のかわいらしい花を探すのも楽しい。やっと春が来たという感じ」と話していた。
花まつりの開催は4月20日まで。