つくばのさくら民家園(つくば市吾妻、TEL 029-858-2798)で1月29日、つくば伝承文化体験講座「レッツ郷土料理クッキング すみつかれを作ろう」が開かれる。
茨城の郷土料理を伝承することを目的に開かれる同イベントでは、20人が「すみつかれ」作りに挑戦する。会場となるさくら民家園は伝統的古民家を移築し納屋なども配した施設で、昔ながらの住空間を体験できる。
節分でまいた残りの豆と大根などの冬野菜をじっくり煮込んで作る「すみつかれ」は、結城筑西市、つくば周辺地域を中心に、古くから各家庭で作られていた郷土料理。「おにおろし」という道具で野菜をおろして作る。
つくば市市民活動センターの辻本善信さんは「『すみつかれ』は昔から家庭の味、母の味として、それぞれの家庭で受け継がれてきた。だが、最近では『おにおろし』を知らない人も増えている」と話す。「講座では、皆で一緒に作って一緒にお昼ご飯を食べるので、作り方と味を覚えて各家庭で作って伝統を育んでほしい。」とも。
問い合わせは、つくば市市民活動センター(TEL 029-855-1171)まで。