茨城県筑波実験植物園（茨城県つくば市天久保4、TEL 029-851-5159）で2月8日から、第27回植物画コンクール入選作品展が開かれる。

　国立科学博物館が毎年行っているコンクールで、全国3,971点の応募作品から、文部科学大臣賞・国立科学博物館長賞・筑波実験植物園長賞・佳作・準佳作の各賞に選ばれた106点の作品が展示される。

　植物画は、掌状、三小葉、単葉などの葉の形はもちろん、がく片、おしべ、めしべ、子房（果実になる部分）の位置や数など正確に描写する絵画で、「描いた植物の特徴が本来の植物と異なっていては植物画とはいえない」、といわれる緻密（ちみつ）な作品ばかり。

　筑波実験植物園研究主幹の國府方吾郎さんは「審査員の先生方を悩ます秀逸な作品が毎年数多く送られてくる。今年も、作者の思いのこもった素晴らしい作品が集まった。選ばれた106点の作品を堪能いただければ」と話す。

　開園時間は9時～16時30分。入園料は、一般＝300円、高校生以下無料。今月27日まで。