Tシャツのデザインやプリントなどを手掛ける土浦の衣料品店「CHIC-SALE(シークセール)」(土浦市)が販売するチャリティーTシャツが話題を集めている。
震災から1週間後、日立市に物資を届けた店長の山下正登さんは「被災状況を肌で感じ被災者の力になりたい」という思いから「チャリティーTシャツの販売を決意した」と振り返る。さっそく、「東日本大震災復興Tシャツプロジェクト」を立ち上げ、県内のデザイナーなど15人が無償でデザイン協力。材料費、製作費は同店が負担する。
4月12日現在、販売枚数は300枚を超えた。それぞれのTシャツに「折れない心」「Together」などメッセージが込められている。協力を申し出るアーティストやデザイナーが増えていることから、今後新たなデザインのTシャツを販売する予定。
価格は1,000円。今後の販売分も含め、売り上げは全額、義援金として寄付する。
「被災地の復興がかなうまで、被災者に笑顔が戻るまで販売を続けたい」と山下さん。「このTシャツを着ることで震災を忘れず、支援の輪が広がれば」とも。
営業は11時~20時。木曜定休。