つくばの筑波農場(つくば市小田)で5月12日、「田植えロボット」による田植え公開実験が行われた。
「田植えロボット」は、中央農業総合研究センター(観音台)が開発したロボット。ハンドル操作や速度調節をコンピューター制御で行い、水田の位置情報をあらかじめ登録しておけば、全自動で田植えを行うことができる。
今回の実験は、水田で実際に作業する様子を農家の人たちに公開し、意見を聞き、現場でより使いやすい技術に改善するのが狙い。
同センター農作業ロボット体系プロジェクト担当の玉城勝彦さんは「約3,000平方メートルの水田に約1時間で田植えすることができた。実際に農業に携わる参加者の人々から『今後が楽しみ』との声を聞くこともできた」と話す。「今後も、労働力の減少を補うための研究を続け、日本の農業の一助を担えれば」とも。