筑波山から八王子の高尾山に「ライバル宣言」を出す企画が現在、展開されている。筑波山温泉協同旅館組合が企画したもので、八王子やつくばの観光協会も協力した県をまたいだ企画。
企画自体はポスターの制作と掲出だが、ポスター内で七番勝負と銘打ち、筑波山と高尾山の似通う部分の比較をしていく内容。ポスターは都内の主要駅に貼り出され、茨城県外でもPRし、筑波山・高尾山両方への集客を促す。
仕掛け人である、筑波山温泉彩香の宿一望の蔵本剛さんは「観光スポットとして著名な高尾山を参考にしたいと思い、視察しながら企画を思いついた。似通う部分もいくつかあり、お互いにとって面白い企画になると思い話を持ち掛けた」と話す。
告知用の制作物はポスターのみで、都内の主要駅などに8月1日~14日の2週間限定で貼り出したが、その間だけでもかなりの反響があったという。「まだまだ練り足りない部分や、やりたかった企画もあったが、震災後のトラブルでなかなかうまくいかなかった。今回の事を生かしながら、また高尾山とのコラボレーションができたら」と蔵本さん。
現在、都内ではポスターを掲出していないが、筑波山の一部ホテルや旅館などで見ることができる。