つくば市北条地区の筑波東中学校(北条4160)で5月14日、つくば青年会議所(JC)メンバーから同校生徒へ自転車の寄贈式が行われた。
筑波東中学では、竜巻災害の犠牲となった三年鈴木佳介さん(14)のほか、生徒2人が軽傷、数人が親類宅などに避難している。
寄贈式では、竜巻災害で被災し通学用の自転車を失った生徒10人に1人1台ずつ自転車が贈られた。自転車は同会議所が企業などからの支援金を活用し用意したもの。
「地元とそこに住む人々に元気なってもらうため活動している。青少年の育成にも取り組んできた。地元への誇り、愛情を育んでいきたい」と話した同会議所の木村理事長。式では生徒たちに「感謝の気持ちを忘れず大切に使ってほしい。頑張って。これからも困ったことがあれば声を掛けて」と笑顔で元気づけた。
同校の倉田広之校長は生徒たちに「感謝の気持ちを忘れず頑張っていこう」と話し、同会議所へ感謝の意を伝えた。
校舎に目立った被害はなく、通学路に散乱したがれきの片付けがある程度進んだ7日から授業を再開している。スクールカウンセラーの派遣を県教委に要請するなど、生徒の心のケアも重視していくという。