つくば青年会議所は6 月18日、県立つくば特別支援学校(つくば市玉取2100)へ缶バッジの製造機を寄贈した。同団体でオリジナルの缶バッジを販売し、収益をつくば市北条地区の竜巻被害復興支援に役立てる考え。
同団体理事長の木村英博さんは「大震災の時にも支援の一環で缶バッジを販売したが、製作は県内の業者へお願いしていた。今回はつくば市内が集中的に被害を受けたこともあり、地元で制作・販売まで手掛け市内を盛り上げたかった。そんな中で特別支援学校との協力の話が持ち上がり、今回の寄贈が決まった」と話す。
同校では寄贈された製造機を使い、早速缶バッジの製作を開始している。
校長の立原雅子さんは「生徒たちの就業支援の一環にもなり、地元の人たちへの支援もでき、機械を寄贈していただき本当にありがたい。生徒たちも丁寧に一生懸命製作に取り組んでいる」と話す。
缶バッジは筑波山と北条地区をイメージしたイラストと、「がんばっぺ!北条」の文字が入ったデザイン。1個100円で、今月24日に筑波山で開催される「ツール・ド・つくば」では2000個を販売する予定。
木村さんは「今後もイベントや市内の方々に販売の場を提供してもらいながら、復興支援の輪を大きくしていきたい。支援学校の生徒さんたちの製作スピードと相談しつつ、ゆっくり確実に進めていきたい」と話す。