つくば市最大の夏祭り「まつりつくば2012」が8月25日・26日に開催され、会場となったTXつくば駅周辺一帯は大勢の来場者でにぎわった。つくば市政25周年を記念した前夜祭の開催など、さまざまなイベントが企画され、今年5月に市北部を襲った竜巻被害の復興支援のため、会場内で募金活動も行われた。

ねぶたとロケットが映える「まつりつくば」

　土浦学園線では、ねぶたやみこしが練り歩くまつり大パレードが行われ、ステージイベント（センター広場）、ふれあい広場（中央公園）、アートタウンつくば・大道芸フェスティバル（中央公園水上ステージ）、クレオスクエアわくわく広場（キュート・西武前）などが多彩に展開された。

　大パレードでは、ねぶたとともに跳人（はねと）と呼ばれる踊り手が「ラッセラー、ラッセラー」と掛け声に合わせて飛び跳ね練り歩いた。今年も「バルーンねぶた」が登場し、新作も多数お披露目されるなど、会場を大いに盛り上げた。

　会場の先ではライトアップされたロケットがそびえ、研究学園都市らしい祭りの風景も見られ、市外からの観光客も珍しい祭りの風景を楽しんでいた。

　実行委員会の高野智史さんは「震災、竜巻と、つらい事も続いているが、つくばが一丸となって乗り越えてきている。この祭りでより一層団結し、つくば市をより盛り上げていければ」と話す。