茨城県小美玉市に来年4月から、女子中学生を対象とした全寮制のサッカーアカデミー「小美玉フットボールアカデミー」が開校する。
同校は、筑波大学の名誉教授である森岡理右さんが初代校長となり、食育や学習面でのサポートも行いながら、未来のプロサッカー選手を育成していく。森岡さんは筑波大のサッカー部の部長として、数々のJリーガーを輩出してきた。そのノウハウを活用し、選手の教育・育成を図っていく試み。
同校事務局のスクールマスター松下潤さんは「まだまだ女子サッカー選手の育成の場は少ない。専門的なしっかりしたサポートを行えば選手はどんどん育つはず。このアカデミーから地元を愛して、地元に愛されるような、地元のヒロイン選手が誕生してくれるのを期待している」と話す。
選手の寮は小美玉市所有の施設を使い、練習も市内の運動施設で行う。選手は寮で共同生活を送りながら、隣接する公立中学校に通う。また、通常の学校での勉強のほか、つくば市の教育ベンチャー企業「プロンテスト」の英語教材を利用した英会話サポートなど、学業のサポートも行っていく。
現在、2013年4月に中学1年生になる女子を募集しており、第1次募集は11月25日まで。その後、選考試験などを経て、アカデミー生を決定する。