つくば牡丹園（つくば市若栗、TEL 029-876-3660）で1月12日から、新春イベント「冬の庭へ－花職人の技が作る花の咲きくらべ」が開催される。

　同イベントで観賞できるボタンは、本来春に咲くボタンを、徹底した温度管理でこの時期に開花させたもの。

　園長の関浩一さんは「約2年間、真冬より寒い場所で管理し今の時期に開花させる。花職人が日夜天候に気配りし熟練の技で取り組むが、厳しい環境なので生命力の強いボタンだけしか咲くことができない。冬咲きのボタンは花職人の努力とボタンの生命力の結晶」と話す。　

　同園は、土壌作りにも力を入れており、観賞花のほかにも農耕の技術開発も行っている。　下草を取らず自然と共存させ栄養を循環させる「微生物酵素農法」やボタンの育て方が学べる講座も実施している。

　開園時間は10時～16時（入園は3時30分まで）。金曜・雨天時休園。入園料は、大人＝500円、子ども＝200円。2月11日まで。