つくば山ろくでカヤ刈りボランティア活動-かやぶき屋根保存に向けて

高エネルギー研究機構でカヤ刈りをする「筑波山麓茅刈り隊」

高エネルギー研究機構でカヤ刈りをする「筑波山麓茅刈り隊」

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 筑波山ろくの「高エネルギー研究機構」の敷地内で現在、かやぶき屋根民家の屋根に用いるカヤを刈り取る「筑波山麓茅刈り隊」のボランティア活動が行われている。

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 同研究所周辺の石岡市八郷地区は「日本の里100選」に選ばれている地域、約100軒のかやぶき家屋が残る。この活動で刈り取ったカヤは、この地区のかやぶき屋根の補修のために用いられる。

 敷地内には、かやぶき屋根の材料となるススキが群生。同研究所の協力で、6年前から「やさと茅葺き屋根保存会」などが中心となり、この活動を行っている。今年は12月5日から開始。約40人ンのボランティア参加者が電動刈り払い機でカヤを刈り取り、屋根の補修で必要な13軒の民家へ届ける。

 保存会で活動する新田穂高さんは「天候に左右されたりして大変だが、かやぶき屋根保存のために、ぜひ多くの人に参加してもらいたい」と話す。同地区の「かやぶき民家めぐりマップ」などを発行する石岡市観光協会の萩原三代子さんは「日本の原風景ともいえる美しい里山を象徴するかやぶき屋根がいつまでも美しく保たれるように、多くの方のボランティアをお願いできれば」と呼びかけている。

 次回活動は12月13日~15日を予定し、ボランティアも募集している。1日限りの参加も可能。ただし、天候などで活動内容を変更することもある。問い合わせ・申し込み石岡市八郷地区商工観光課(TEL 0299-43-1111)まで。

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