田植えから稲刈りまでを子どもたちに体験してもらうイベント「つくば・いなか応援隊」が9月20日、筑波山麓の小田・北条地産のこしひかり「常陸小田米」を生産する農業生産法人・筑波農場(つくば市小田)で開催された。
筑波山麓のこしひかり「常陸小田米」稲刈り体験ー「つくばロボッツ」の選手やコーチら6人も初参加。
筑波農場は、レンゲ農法・特別栽培法・アイガモ農法のさまざまな農法を取り入れ、粘りと甘みがあり、ふっくらモチモチとした食感が楽しめることから、つくば市内や周辺の飲食店でも人気がある。
今年の稲刈りには、大人と子ども合わせて約120人が参加し、その内の約半分の参加者が、今年5月に田植え体験にも参加していた。今回の体験では、50羽を放し飼いにして農薬を必要としないで作ったアイガモ農法の稲刈り体験を実施。
体験後は、かまどで炊いた炊きたての常陸小田米を食べ、直営店「縁結び」のおにぎりが参加者に振る舞われた。
今回は、つくば市をホームとするプロバスケットチーム「つくばロボッツ」の選手やコーチら6人も初参加。日本の文化に触れてほしいと、外国人選手のレイノルズ ジャスティン選手、サンダース ラマー選手の2人も参加し、バインダーで稲刈りを体験したり、たくさんの子どもたちと触れ合ったりした。
同法人の小久保貴史社長は「子どもたちが農業、自然と触れ合う機会が少ないので、収穫の喜びをみんなで味わってもらいたい。今年のコメは、台風などの影響も少なく出来は上々。国内の安心、安全なコメをみんなで食べていただき、コメの需要を伸ばすということを感じてもらえれば」と期待を込める。
すでに新米の販売も始まっている。つくば市内の取扱店や農場で直接販売するほか、ホームページで通販にも対応している。