1000坪のビニールハウスで栽培しているつくばねファーム(つくば市和台原)で今年も、イチゴ狩りが始まった。
もともとトマトハウスを引き継ぐ形で、2007年から小辻さんが営む農家。いちご狩りをメーンに、摘みたて直売、ジャムの販売やイチゴのパフェ・かき氷を提供するカフェを併設する。
イチゴは寒さに当てるとより糖度が高くなるため、同ファームではぎりぎりまで寒さに当てて一粒一粒の甘みを増していく。イチゴ狩りでは、静岡の品種で茨城では1割ほどしか出回っておらず、大きな粒・果肉も柔らかく中まで真っ赤で香りも強い「紅ほっぺ」、栃木の品種で、大粒で甘みも強く実も堅く食味がいい「とちおとめ」、茨城の品種で糖度が高く酸味が少ない「ひたち姫」の3品種が対象。
摘み取る説明を受けた後、時間内で好きなだけイチゴを食べ、残ったイチゴのヘタは同ファームのマスコットのヤギが餌として食べる。
水戸から家族で訪れていた小学生の姉弟は「甘くておいしかった。30個位食べておなかがいっぱいになった」と笑顔で応えた。
小辻さんは「直接来てくれる人に一番いい旬のイチゴを届けられるように、イチゴのおいしさを調整している。春にはビニールハウスの横にあるくぬぎの森でバーベキューもできるのでぜひ遊びに来てほしい」と呼び掛ける。
イチゴ狩りの所要時間は約40分。1日4回。5月まで実施。料金は、大人=1,500円、小学生=1,200円、3歳以上の幼児=900円。完全予約制でホームページの予約フォームで受け付ける。