一般社団法人「SORAへのかけはし」が12月18日、「いばらき宇宙ビジネスサミット2018」で分身ロボットを使った宇宙疑似体験事業の概要を初めて一般に披露した。
同事業は、難病患者のそばにコミュニケーションロボット「OriHime(オリヒメ)」を置き、宇宙飛行士に持たせたオリヒメと通信することで、宇宙にいるパイロットと病院にいる患者をつなぐことができるもの。
オリヒメにはカメラ、マイク、スピーカーを搭載し、離れた場所にいてもインターネットを通じた操作が可能。オリヒメを媒介することで、遠隔地とのコミュニケーションを円滑にする。
同法人スペースフライト策定チームの榎本拓也さんは「宇宙のビジネスは夢がある。資金面では厳しいが何が起こるか分からないワクワク感に共感してくれる人を探している」と話す。「JAXA(宇宙開発研究機構)のあるつくばから宇宙ビジネスを発信していきたい」と、つくばを拠点の一つにしているという。