牛久市在住シンガー・ソングライターの郡司哲也(たかなり)さんが6月のファーストアルバムリリースに向け、クラウドファンディングで資金調達に挑戦している。集まった支援は、自身のファーストアルバムの制作費用に充てる。
制作費用を調達するためにクラウドファンディングを選んだ理由について、「昔から応援してくれる方や今応援してくれる方、皆さんの力を借りて形にできるのではないかと考えた」と話す。実際にプロジェクトを進めるうちに「支援を頂くと単純にうれしいだけではなく、自分一人だけのプロジェクトではないと日々感じる。しっかりやらなくてはという責任と緊張感がある」と言う。
出身は神奈川県横浜市。メジャーデビューをデュオで目指したものの、無期限休止状態となった。2015年から同市に移住、環境保全の仕事に就いた。音楽活動は諦めていたが周囲の後押しを受け、ソロで活動することを決意。自身の音楽の特徴を「言葉を大事にし、等身大の思いを伝えること」と語る。
「牛久で出会った人々に背中を押された」と言い、牛久に対する思いも大きい。牛久についての歌も今回のアルバムに収録予定。県外のミュージシャンをゲストに呼び「牛久の魅力を市内外に伝えたい」と、月に1回「牛久マンスリーライブ」も開く。
現在、当初目標としていた60万円は達成し、90万円を新たに目標とした。「クラウドファンディングをすること自体が自己紹介だと考えている。応援を力に変え、アルバム制作だけでなく、活動の幅を広げたい」と意欲を見せる。
ファーストアルバム「郡司哲也 Takanari Gunji」は6月にリリース予定。