2008年度ノーベル物理学賞を受賞した小林誠博士が1月27日、筑波大学(つくば市天王台1)で特別講演を行う。テーマは「CP対称性の破れの起源」。講演では専門とする物理学についてをわかりやすく解説しながら、自身の研究内容や物理学の魅力について語られる。
小林誠さんは、理論物理学者。素粒子理論が専門で、小林の名が付けられた「CKM行列(Cabibbo-Kobayashi-Maskawa matrix)」や「小林・益川理論」で知られる。2008年には益川敏英、南部陽一郎とともにノーベル物理学賞を受賞した。
ノーベル賞受賞者の朝永振一郎博士、白川英樹博士、江崎玲於奈博士の各記念展示室などもある同大学。今回の特別講演会を担当する同大学総務部総務課担当者は「ノーベル賞受賞者の特別講演を筑波大学で数年ぶり。研究のエピソードなども話題にでると思う。この機会に、学生とともに地域の多くの方々に聞いていただければ」と話す。
開催時間は16時45分~18時。会場は同大学の大学会館講堂(定員1,600人)。無料。