つくば牡丹園で冬のボタン祭「冬の庭へ」-職人技で開花

つくば牡丹園の様子

つくば牡丹園の様子

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 つくば牡丹園(つくば市若栗、TEL 029-876-3660)で現在、新春恒例の冬の牡丹祭「冬の庭へ」が開催されている。枯れ木と枯れ草の冬景色の中、鮮やかに咲く牡丹を見ることができる。寒さから牡丹を守るためのわらぼっちもこの時期ならでは。

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 ボタンの開花時期は本来春だが、同園のボタンは、花職人の技術と徹底した温度管理により冬に開花させる貴重なもの。「冬咲きのボタンは、約2年、真冬より寒い場所で管理し、ボタンが本来持つ季節感を変えることにより今の時期に開花する」と牡丹園代表で花職人でもある関浩一さん。「開花するのは生命力の強いボタンだけ」とも。

 園内は枯れ葉や枯れ草が目立つ。これも栽培技術の一つで、枯れ草で微生物が増え草を分解し土に還元したり、栄養をリサイクルさせたりして地中も栄養豊かな状態にする効果があるという。さらに、連作障害を軽減させる効果も。

 関さんは「枯れ野にけなげに美しく咲く冬のボタンは苦労と努力のたまもの。厳冬の中、職人の技で開花させたボタンを里山の風景とともに楽しんでいただければ」と話す。 

 今月30日には、管理技術を花職人から直に教わることができる「花・野菜栽培に適した健康土づくり講習会」も開く。開講は10時~11時30分。受講料は1,000円。

 開園時間は10時~15時30分。入園料は一般=500円 小・中学生=200円。金曜と雨天は休園。2月6日まで。

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