筑波山の温泉旅館5施設が現在、竜巻の被災者を対象に大浴場を無料で開放している。
浴場の無料開放を行っているのは「彩香の宿 一望」「温泉センターつくば湯」「筑波温泉ホテル」「筑波山ホテル青木屋」「筑波山江戸屋」。
筑波山旅館組合青年部代表の蔵本剛さんは「なじみも深く、今までお世話にもなってきた地域での被害。自分たちにできる事でなんとか力になりたいと思い、急きょ無料開放を決めた」と話す。
「偶然北条地域だっただけで、もしかしたら筑波山に竜巻が発生していたかもしれない。自分たちの身に起こった事と考え、今後も全力で支援していくつもり」とも。
9日までの市と県の調べによると、家屋損壊はつくば市だけで952棟。うち、全壊の家屋は196棟に上り、避難所での生活が続く被災者も多く、入浴施設などの需要は高い。
各浴場の無料開放は5月末まで。その後の活動に関しては調整中。