5月6日の竜巻被害を受けた地域への支援として、義援金を募集する企画「タチムカウ!風見鶏プロジェクト ハチバス基金」が5月9日に立ちあがった。
同企画は、関東圏で屋台バスのサービスを行う「ハチバス きくや」(那珂市)の代表、菊池一俊さんがフェイスブック上で呼び掛けたのがきっかけで、茨城県内の企業や店舗が賛同し募金箱を置き始めている。募金箱は現在すでに16カ所で設置されており、さらに増え続けている。
菊池さんは「募金箱の設置を呼び掛けたら、あっという間に10店以上集まった。純粋な人の連携の素晴らしさを感じた。募金だけでなくこの気持ちもそのまま送れれば」と話す。
「POPのデータを用意しただけで、各店が募金箱を独自で用意してくれている。回収はできる限りじかに伺って、そのままの状態でまとめて被災地に寄付をしたい」とも。
「強い風が吹いても、やまない雨が降っても、りりしく向かい風に立ち向かう『風見鶏』のように、茨城は強い!絶対に負けない!」という思いから「風見鶏プロジェクト」と名付けたという。
菊池さんは「去年の震災時にも募金活動を行い、漁師の方に義援金を送った。今回はその漁師の奥さんが事務局担当として協力してくれている。今回の活動でも何かの繋がりを広げていければ」と話す。
募金箱設置協力店を、今後もフェイスブック上で募集していく。