茨城県で初となる「シックハウス保証」が7月1日、土浦の「MYMテクニカ」(土浦市)が中心となり始まった。
同保証は、シックハウス問題に取り組む「無添加住宅」(兵庫県西宮市)が呼び掛け全国での普及を目指し立ち上げた。全国で約130の同社代理店が保証業務を行う。
保証の内容は、入居前からシックハウス症候群の疑いがある場合や、住人が調達した家具などが発する化学物質が原因とされる場合など特例を除き、竣工前検査で合格した築後3年までの住宅を保証し、無償でメンテナンスや対策を受けられるもの。
茨城県内での窓口となるMYMテクニカ担当の涌井智さんは「シックハウスが社会問題になり、規制法案などができてから問題は減ってきているが、まだまだ完全には無くなっていない。県内でも一般住宅に限らず、公営住宅や学校施設などでも具体的な対策が不十分なのが現状。茨城でもこの保証開始をきっかけに、より安心できる環境を目指していきたい」と話す。
現在は無添加住宅とその関連会社が保証の応対に当たるほか、保証が発生した場合の費用を受け持っている。