屋外音楽イベント「GFB’12（つくばロックフェス）」が7月14日・15日、豊里ゆかりの森（つくば市遠東）で開催された。

つくばロックフェス2012会場の様子

　同イベントは「ロケットダッシュレコード」が主催する屋外ロックイベント。4年目となる今回は、2日間で1600人を集める盛況ぶりを見せ、つくば市郊外のキャンプ場を2日間にわたり大いに盛り上げた。

　ロケットダッシュレコード代表の伊香賀守さんは「無事に終わって良かった。会場に集まってくれた人たちが一つになれたように感じる。あの感覚があるから開催を続けられる」と話す。

　ボランティア応募などで最終的に30人のスタッフが集まったが、出演者の交渉や企画運営などは伊香賀さんが単独で行っている事がほとんど。

　「毎年毎年が勝負なので、来年の開催は確実には約束できない。今は全力を出し切った後というのもあり、次の開催は全く考えていないが、きっとまた開催したくなると思う。どれだけ大変で、つらいプロセスがあろうとも、当日は最高に気持ちいいので…」とも。

　他地域で開催される有名ロックフェスに比べれば会場は極端に狭いが、来場者や出演者からは「ここが最高」といった声も聞かれた。来場者からは「初めて聴くバンドもいたが、どのバンドもすごく良かった。早速CDをそろえたい。このイベントは根付いていってほしい」と期待を寄せる客の声も。

　こうした声に対し、伊香賀さんは「どうなるかは分からない。ただ、評価してもらえ、期待してもらえているのは本当にありがたい。気長に待っていてもらいたい」と話す。