「土浦キララまつり」イベントの一環として8月5日に開催された「一芸グランプリ」で、Juggler Kaoru(ジャグラーかおる)さん(22歳)が初代グランプリチャンピオンに輝いた。かおるさんは芸歴3年で、茨城大学のジャグリングサークルの卒業生。
同大会には書類や画像審査で選ばれた10組が参加。当日披露したパフォーマンスはディアボロ(中国ごま)、デビルスティック、シガーボックス、ジャグリング、講談、スプレーアート、バルーンなどさまざま。
主催・企画したタムプロジェクト(つくば市春日3)の黒田朋樹さんは「持ち時間4分という短い時間にいろいろな芸が飛び出し、自然と拍手や手拍子が巻き起こったり、審査の瞬間に感嘆が漏れたり、とてもすてきなパフォーマンス空間ができていた」と振り返る。
グランプリチャンピオンの審査について「失敗を失敗に見せず演出に見せて会場を沸かせた対応力と、練習量が感じられる完成度の高さが評価され受賞の決め手となった」とも。
審査員特別賞には、4分間でピラミッドを完成させたパリ帰りのスプレーアーティスト、鬼ころしのウィリーさんが選ばれた。
黒田さんは「パフォーマンス文化の発展と人々の笑顔のために、今後もこのようなイベントを企画していきたい」と話す。