茨城県自然博物館、「海藻」テーマに企画展-知られざる素顔を紹介

赤藻、褐藻、緑藻の海藻おしば

赤藻、褐藻、緑藻の海藻おしば

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 ミュージアムパーク茨城県自然博物館(坂東市大崎、TEL 0297-38-2000)で7月10日から、海藻をテーマにした企画展「そうだ!海だ!海藻だ!いのちをつなぐ海の森」が開催されている。

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 茨城県を中心として日本で見られるさまざまな海藻を展示する同展では、その色の秘密、変わりものの海藻、海の森に棲む動物、海藻の祖先、人による海藻の利用、海藻の森の現状など、その知られざる素顔を紹介する。

 海藻標本の展示だけでなく、光が7色に分かれることや海に潜ると深さによって光の色が変わることを体験できるコーナーや、海藻の赤ちゃんや小さな藻類の化石を顕微鏡で観察できるコーナーも。ジュゴンやウミガメのはく製なども展示する。

 主任学芸主事の湯原徹さんは「海の中に潜ったかのような光の揺らめきと魚たちのシルエトが浮かぶなか、色とりどりの『海藻おしば』と水槽の中に生きる赤藻、褐藻、緑藻の3色の本物の海藻が出迎える。意外と知らない海藻の素顔を発見しその大切さを考えてもらえれば」と話す。

 期間中の7月25日、「理科自由研究のヒントを見つけよう」と題し、自由研究のテーマ選びに悩む子どもたちに同館学芸員がヒントや留意点などをわかりやすく教えるイベントも開催。対象は小・中学生とその保護者で定員は300人(先着順)。参加無料。電話またはホームページで事前に申し込む。

 開館時間は9時30分~17時(入館は16時30分まで)。月曜休館。入場料は、大人=720円、高校・大学生=440円、小・中学生=140円ほか。

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