土浦市民会館大ホール(土浦市、TEL 029-822-8891)で7月10日、震災復興祈念「うなぎサミット」が開催される。
「かつて霞ヶ浦、北浦は国内最大の天然ウナギの産地だった。しかし今では湖でとれるウナギは激減している」と、同実行委員会事務局の坂本繁雄さん。「希少価値となりつつある天然ウナギの減少を防ぐため、湖の再生、水質浄化や地域活性化を皆で考えていきたい」と開催意図を話す。
当日は、ウナギの生態や霞ヶ浦とのつながりを専門家が解説する他、ウナギ復活のための提案、地元漁師を交えてのパネルディスカッションなどを行う。
提案では、実験的に常陸川逆水門を開放して霞ヶ浦に海水の流れを戻し、ウナギの稚魚やスズキなどの天然魚、ヤマトシジミを呼び戻す取り組み案などを予定するという。
「自然の力で、美しく活力ある湖にしていけるよう皆で考え、実行につなげていきたい。サミットに参加してウナギをよりよく知り、土用の丑(うし)の日を迎えませんか」と坂本さん。
開催時間は13時~17時(開場12時30分)。参加費は1000円。小中学生無料。
参加費は今後の天然ウナギの活動に活用する。