つくばエキスポセンター(つくば市吾妻2)で5月21日早朝、金環日食の観察会が開催され、1800人を超える人が集まった。
今回の金環日食は日本の広域で観察できる珍しいもので、つくばで観察できるのは173年ぶり。
6時30分から開催された同イベントは、当初800人ほどでの開催を想定していたが、予想を大きく上回り、急きょ会場エリアも拡大した。
同施設広報担当の小林弘幸さんは「大勢の人が集まってくれ、今回の天体ショーへの関心の高さをはっきりと感じる事ができた。金環日食が最大になった時は会場も大きく盛り上がった。忘れられない思い出になったのでは」と振り返る。
会場に訪れた人たちは、太陽観察メガネでの観察はもちろん、天体望遠鏡で拡大した映像、ピンホール効果や鏡を利用した観察など、思い思いの方法で太陽のリングに見入り、太陽と月が織りなす約5分間の天体ショーを楽しんだ。