つくば市のフットボールクラブ「つくばFC」に所属する児童らが10月7日、宝篋山麓にある棚田で稲刈り体験を行った。
同クラブは「全ての人に育てる喜びと食べる感動を伝えること」を理念に、2010年から「農業×スポーツ」をコンセプトに活動を実施してきた。今回の稲刈りもその一環で、同クラブジュニアメンバーとその保護者を中心に、もち米の収穫を行った。
稲刈りを行った棚田は「つくばFC・夢水田」と名付けられ、田植えの段階から手を入れてきた。棚田の管理を行っているのは地元の農業法人「筑波農場」。地元同士の農家とスポーツクラブjのメンバーが一丸となってする稲刈りは、スポーツ同様、チームプレーが生かされる機会でもある。
同FCホームタウン推進室の冨澤亮太さんは「自然豊かなつくば市。その中でスポーツをやらせてもらっていると、農作物の恩恵を頻繁に受ける。普段から礼や感謝の気持ちを抱けるように教えているが、子どもたちには自分たちの身体で実感してもらいたかった。とてもいい経験になっているのでは」と話す。
収穫されたもち米は、年末につくばFCグラウンドで餅つきし、食べる予定。