初の男性大使が選出された「第9代つくば観光大使」の7人が9月9日、市原健一つくば市長を表敬訪問し、同時に第7代・8代を務めた観光大使3人の退任式も初めて行われた。
今年は市内外から40人の応募があり、つくば市の平田理絵さん(35)、同市の牛山愛さん(22)、同市の塚田さやかさん(20)、そして初の男性の大使となる牛久市の唯根脩平さん(21)の4人が新たに加わった。4人は2016年8月までの2年間の任期を務める。
第8代から継続するつくば市の金子宏江さん(37)、同市の高野綾子さん(28)、守谷市の讃井知さん(21)の3人は2015年8月までの任期を務める。3人は「この1年の経験を糧に、つくばの先頭に立ってPR活動に尽力したい」と話した。
昨年秋に転居しマラソンが趣味という平田さんは「つくば駅周辺はたくさん走る道があり、そしてつくば新人ならではの視点でつくばの良さを発信できるよう頑張りたい」と語り、つくば市に生まれ育ち、現在都内の大学に通う塚田さんは「県内の方々にはもっとつくば市を好きになってもらえるように、また県外の方にはよりつくばの魅力を伝えていけるよう頑張っていきたい」と話した。
初の男性大使となった唯根さんは「男性の視点から観光の魅力を伝えていきたい。自分が先頭にたって頑張っていきたい」と意欲を見せた。
今回、初代つくば観光大使の牛山千穂さんが母親の、牛山愛さんが選出され、親子2代にわたる観光大使が初めて誕生した。牛山さんは「母には書類を提出してから伝えて驚いていたが、受かった事にとても喜んでくれた。つくば市の魅力をたくさんの方に知ってもらうと同時に新しい魅力を発見し、共有できるように努力したい」と話した。
過去最高の7人体制になった同大使たちは今後、市の誘客、魅力などを発信するため、イベントやキャンペーンなどに参加する。