筑波農場(つくば市小田)で5月23日、農業を通じてコメの食育や大切さを学んでもらうことを目的に田植えから稲刈りまでを子どもたちに体験する「つくば・いなか体験応援隊イベン『「田植え体験2015』」が開催された。
今年は昨年を上回る約250人の親子らが参加。参加者は市内や遠方から訪れた。
アイガモを放飼することで雑草や害虫を食べ、その排せつ物が稲の養分となるアイガモ農法の田植えを体験。当日は晴天に恵まれ筑波山を眺めながら、最初に田植えのレクチャーを受け、全員で記念撮影をした後、田んぼの中に入り親子で泥まみれになりながら楽しそうに苗を植えた。
体験後は炊きたての常陸小田米が参加者全員を振舞ったほか、茨城のローズポークを使ったソーセージや、コロッケ、冷やしトマト、キュウリなども販売し参加者の列ができた。
そのほか、精米機などの工場見学も行い、コメの生産工程を学ぶ場も設けた。
同農場の小久保貴史社長は「実際に田植え作業してもらい、コメになるまでのイメージができれば。主食であるコメの大切な部分などを子どもたちに感じてもらえたらなおうれしい」と期待を込めた。