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つくば地域発信型映画「父ありき、母のにおい」、地元で凱旋上映会

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 3月25日から29日に沖縄で開催された「第7回沖縄国際映画祭」の地域発信型映画部門で上映された「父ありき、母のにおい」の凱旋上映会が7月10日、つくばカピオホール(つくば市竹園1)で開催された。

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 つくば市オールロケ30分短編映画となる同作品は、事情があり時を経て対面した父と息子の2人の距離が近づいていく様を、その周りの人々との人間関係を取り入れながら描く。画面にはつくばのイベントを巧みに取り込み、美しいつくば地域の風景をふんだんに盛り込んだ作品となっている。

 戸田彬弘監督は「都心からつくばエクスプレスで1時間という短い時間で、田舎に帰ってきたかのような空の広がりに安堵(あんど)し、そこで営む人々の暮らしを撮ろうと思ったのは必然だった。撮影を進めていく中でそれは確信に変わった。地域のみんなが献身的に協力してくれ、天候に左右されつつも、臨機応変に愚直に俊敏に対応してくれ、気持ちよく映像を撮らせていただいたことはとても感慨深い思い」と話す。

 「つくば市をはじめ、つくば観光コンベンション協会、つくばムービーサポーターズの皆さまと一つになって作品を作れたことにも大きな意味があると感じている。それは私だけでなく、関わった全てのキャストスタッフがつくばという街、人を愛したのは確かなこと」とも。

 映画を見た市内の主婦は「私たちの街つくばがあのような映像として残していただけたことがとてもうれしい。今度は自分が主人公になった気分でロケ地を回りたい」と話していた。

 当日は2回上映し、合わせて800人が集まり、主人公が営んでいてた店の名物そば、地元名産の福来みかんを使った「福来そば」も販売し行列ができた。

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