「バン」をテーマにしたイベント「つくばVAN泊(ばんぱく)2019」が3月21日・22日、「SEKISHO INNOVATION PARK(仮称)」(つくば市吾妻2)で開催される。主催はつくば市。
当日は「バンライフ」をテーマにトークセッションを行い、同時につくばに店を構えるカフェが出店するマルシェ、移動図書館も展開。バンで生活するバンライファーの車両も展示。イベント開催費用の一部はクラウドファンディングで調達した。
トークテーマは「バンライフは世界のあしたが見える暮らし方」「バンライフは現代の方丈記」など5つのテーマを設定。参加者は会場に駐車した車にそのまま宿泊し、翌22日の朝を迎え、バンライフの実現に向けた提言、社会的課題について意見交換する「バンライファー会議」を行う予定。
担当するつくば市担当のつくば市広報戦略課プロモーションプランナーの酒井謙介さんは「車で生活すると、例えばトイレ、風呂、洗濯、停める場所など日常生活に必要な機能はほぼ外部に依存せざるを得ない。この「依存する」状態をスマート化し、新しい人の流れや地域との関わりが生み出せるのでは。単なる車のイベントではなく、バンライフという切り口で地方創生や社会課題への解決策を考えてみたい」と話す。
「バンマルシェも同時開催し、今までのつくばの魅力を発信する側面ももちろんあるが、これからの新しい暮らし方も提案できれば」と話し、イベント後の展開についても、「つくばでやって終わりではなく、今回の取り組みをもとに、行政や民間を問わず、さまざまな自治体に広がれば」と期待を込める。
開催時間は、21日=10時~20時30分、22日=9時30分~12時。マルシェ等の出店は21日のみ。