清掃イベント「まつりつくばには3日目がある」がつくば駅前のペデストリアンデッキで行われた。今年で3回目。主催はグリーンバードつくば。
8月の最終土曜・日曜に開催されるつくば最大の祭り「まつりつくば」の翌日に、つくばセンター広場周辺を、デッキブラシを使い清掃する。飲食物の出店が多いつくば駅前のペデストリアンデッキでは、祭りの後の清掃が十分には行われず、臭いなどが残ることが多かった。そこで任意団体「グリーンバードつくば」が発起人となり「まつりつくばには3日目がある」として掃除する機会をつくった。2017(平成29)年から毎年実施。「2日続いたまつりに、3日目がある」として、掃除も祭りの一部だという思いを込めた。
同団体は毎週つくば駅前などを清掃するイベントを企画運営する。代表の堀下恭平さんは「しっかりとごみ拾いを行うというよりは『掃除イベントだからと言って掃除ばかりしすぎないように。楽しくコミュニケーションしながら行こう』と声を掛ける」と言い、掃除をきっかけにしたコミュニティーづくりを目的としている。
今年は、地元の小学生サッカーチームや近隣住民など合わせて60人が参加した。当日、子どもたちは水遊びのように掃除をしており、「1年間楽しみに待っていてくれた子どももいた」と言う。堀下さんは「楽しんだ祭りの後、街が汚れているのはもったいない。例えば、野球をしたらグラウンド整備をする。同じように、まつりを楽しんだらその場所を奇麗にしたい」と趣旨を説明。3年目の今年は「『去年、掃除の様子を見ていた』という人も参加してくれた」と話した。