研究者同士の交流を目的としたイベント「サイエンスビアバー」が9月12日、つくば駅前コワーキングスペース「up Tsukuba」(つくば市吾妻1)で行われる。
今回で2回目となる同イベント。つくばに関係のある研究者のトークタイムと、参加者との懇親タイムの2部制で行う。発起人のメディアアーティスト江渡浩一郎さんは「つくばには研究者が雑談できる場や、偶然出会う場が少ないことを課題と考えていた」といい、同イベントを立ち上げた。
前回はブラタモリに技術協力している古生物学者芝原暁彦さんが登壇。化石や著書などを持参し「場が盛り上がった」という。「サイエンスと銘打ったものの、参加者は研究者だけでなく、文系の人や行政職員、学生も集まった。予想以上に参加者が増え、余分に用意していたビールがなくなり、盛況だった。『こんな場が欲しかった」という声も聞けた」と振り返る。参加者で、発電デバイスの研究者である澁谷泰蔵さんは「普段は接点のない人が訪れて、関係がつくれたことがよかった」と話す。
今回のゲストは筑波大でSFとAIの研究をする大澤博隆さん。参加者は「~だけど、なんか質問ある?」という名札に自身の研究分野や肩書を書く。江渡さんは「仕事が研究職でなくとも、誰もが何かを研究していると言っていい。名札は自分で肩書を決められる。クラフトビールを片手に自由な交流をしてほしい」と話す。
江渡さんは「研究をさかなに、クラフトビールを楽しんでもらえれば」と参加を呼び掛ける。
開催時間は19時~22時。参加費は2,000円(ワンドリンク付き)。