「つくばコーヒーフェスティバル」がつくばセンター広場(つくば市吾妻1)で11月9日、10日に行われる。
今年で2回目。自家焙煎(ばいせん)コーヒー店17店舗、飲食店18店舗が出店し、コーヒーイベントではつくばで最大級の規模となる。
実行委員長の古橋見洋さんは「つくばはコーヒー店が多いが、フェスのようなイベントはなかった」と言い、「2年前に東京で行われたコーヒーのイベントに出店した際、たくさんの人がコーヒーを通して楽しんでいることが魅力的に見えた。つくばでもやってみたいと思った」と開催の経緯を話す。
一般的なコーヒーフェスはさまざまな地域からロースター(焙煎所)やコーヒー店を集めるが、「つくばは他の地域に比べても多くの焙煎所があり、それぞれレベルが高い。市内から出店者を集め、つくばらしいイベントにしたかった」と話す。
初回開催を振り返り、「全ての出店店舗にあいさつしにいくなど、地道に関係を築いていった」と古橋さん。「コーヒー店同士の横のつながりができたと思う。なかなか自分の店以外に顔を出す機会がなかったが、フェスを通して店の間の橋渡しができたことがうれしい」と話す。
5人の作家が手掛ける笠間焼のオリジナルカップによる飲み比べセットや、オリジナルドリップバッグを販売する。イベントの後にも使ってもらえるようカップのサイズを大きくするなど工夫した。前回の来場者数は1万2000人と、予想を上回る反響に「カップが1日目で完売してしまった」という。「今年はクラウドファンディングを活用する。来場者数を事前に把握し、全員が楽しめるようにしたい」と意気込む。
「その場でコーヒーを味わってもいいし、豆を購入して家で入れるのもいい。それぞれの店舗の特徴を知りながら満喫してほしい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~16時。入場無料。