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筑波大院生がネットで「寄稿型」アドベントカレンダー クリスマスまで1日1本

Share Study主宰の青山俊之さん

Share Study主宰の青山俊之さん

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 筑波大大学院国際日本研究専攻の青山俊之さんが主宰するウェブメディア「Share Study」で、クリスマスまでに研究者や学生による寄稿文を毎日1本更新する「ADVENTCALENDER 2019」が12月1日から25日まで行われる。今年で2年目。

 「Share Study」は2016(平成28)年9月に発足。「あそび、ゆらぎ、むずぶ」をコンセプトに運営している。研究者のインタビュー記事や、音声配信などコンテンツは多岐にわたる。当初は「人から始まる学問の見える化」を掲げ、自身のブログサイトとしてスタート。「今も根本ではその思いは変わっていない」と言い、「学問は距離の遠いものと思われているが、人を中心に掲げ、知識や情報だけでなく、人との出会いを通して外に目を向けられる入り口になれればと立ち上げた」と話す。

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 自身がサイト作成の仕事などを受注する中で、エンジニアのブログなどを読むようになり、アドベントカレンダー形式の企画があることを知ったという。「毎日更新を1人でやることはしんどいけれど、1年に1回なら誰でも書けるのでは」と同メディアのイベント企画を思いついた。

 初開催の昨年は、つくば内を中心に計23人に依頼し、文章を集め1日1本更新した。「宇宙の未来をみせるタイムマシン―国際リニアコライダーで探るダークマター」といった加速器をテーマにしたものから、「国際学と都市工学の異文化体験記―「まちづくり」とは何たるか」といった多様な文章が楽しめる。昨年執筆した筑波大院生の平塚万里奈さんは「これまで学問という切り口で自分の思いを形にする機会があまりなかったため、新鮮で面白かった」と言い、「日替わりで筆者が変わるので、さまざまな学問領域の人たちの思いや考えから『そういう視点があるのか』という気づきにつながった」と話す。

 今年のテーマは「日常の視点が思わずゆらぐ学習活動秘話」。「なかなか表に出てこないもの、生々しい話などが出て来ればいいと思っている」と言う。「言語化してみないと分からないことやうまく表現できないことがある。誰かに見せるために言葉にするという体験を執筆者たちに提供できればうれしい」と語る。「情報発信を日常的に行っていない人にも、このメディアを通して出会える場に」と知人を中心に寄稿を呼び掛ける。

 12月1日から25日まで毎日更新予定。

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