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つくばの雑貨とカフェの店、新店に引き継ぎへ 店主「やり残しは思いつかない」

Cafe Schuhe 店内の様子。ハンドメード雑貨ブースはそのまま残る

Cafe Schuhe 店内の様子。ハンドメード雑貨ブースはそのまま残る

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 「Cafe Schuhe(カフェシューエ)」(つくば市高野台2)が12月28日に閉店し、来年1月13日に「ひふみ杏(あん)」がオープンする。

 カフェシューエは2015(平成27)年2月にオープン。店長の野原千草さんはつくば市出身。店名はドイツ語で「靴」を意味し、「たくさんの人に足を運んでもらえるように」という思いを込めた。店を始めたきっかけを「家の近くに空き店舗を見つけ、やってみようと思った」と振り返る。

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 「準備期間が2カ月だったので、1人で50席分全てをカフェとして営業するのは厳しい」と判断し、手芸作品やアクセサリーなど作家の雑貨を取り扱う委託販売スペースを設け、常時120人前後の作家の作品を取り扱ってきた。野原さんは「全ての作家、作品を平等に扱うことを心掛けた。ひいきはせず、一人一人と関係性を築いてきた。作って満足して終わるのではなく、売るために作品として一定のクオリティーを持った作家を厳選してきた」と言う。

 カフェでは「この夏からスパイスカレーにはまり、ランチメニューに加えた」といい、看板メニューとなった。「ランチ営業をやめてみたり、メニューを変えたり、自由にやってきた」とほほ笑む。「大きな志のためというより、そのとき自分がやりたいことやできることを続けてきた。個人としての強いこだわりや個性と言ったものを押し出すよりも、作家の作品を販売することと、カフェを営業することに徹した」と振り返る。

 「店を持ち、大きくできた。それだけで十分満足。やり残したことは思い付かない」と晴れやかな顔で話す。「残りの1週間もこれまで通り営業できたら」とも。店を引き継いだ後は長野で異業種に挑戦するという。

 ひふみ杏はレンタルキッチンを提供するほか、作家の雑貨を販売する。野原さんは「これまでのお客さんにも作家にも、同じ場所で次の展開を楽しんでもらえれば」と呼び掛ける。

 カフェシューエの営業時間は10時~18時。