つくば市で働く有志が市内のテークアウト品を取り上げ盛り上げようと4月3日、フェイスブックページ「旨がっぺtsukuba」を開設した。
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、飲食店の営業に大きな影響が出ている中、立ち上げた同ページ。有志メンバーの一人は「個人店の発信では、情報が埋もれることも多い。せっかくのすてきな情報や有意義な情報が届かないなど、発信力や利便性などに限界がある。情報元を一つにまとめることで、受け取る側の利便性、発信する側の拡散力が広がりを見せるのではないか」と経緯を話す。「店側の不安解消の一助になれば、無理な営業をせず、クラスター発信元にならなくて済むのではと考えた」という。
市内のテークアウト可能な店の情報のみ投稿する。フェイスブックの公開グループもあり、飲食店の経営者や店主やファンが自ら投稿し、最新情報を発信、共有している。各投稿には画像と共に住所、価格、営業日などを記載。店側の投稿だけでなく、「明日からテークアウト弁当が始まるそう」といったファンの投稿や、「テークアウトまとめサイトを作った」といった情報もあり、飲食店の情報プラットフォームとして機能しつつある。
立ち上げから数日でグループには700人を超える市民が参加。同メンバーは「多くの人に賛同いただけていることがうれしい。地域で育めるページを目指している」と話す。「インスタグラム、ツイッターの効率良い運営方法を考えながら、ホームページを作成中」とも。