縁結びの神様として知られる筑波山神社で10月2日、「筑波山おむすびコンテスト」が初開催される。地元つくば国際大学料理研究会の学生と観光業者とのコラボイベントで、主催は筑波山宮前振興会(つくば市筑波、TEL 029-866-1616)。
震災以来、観光客が大幅に減少している筑波山。「秋の行楽シーズンを迎え、新たなイベントで筑波山観光を盛り上げていきたいという思いから開催が決まった」と実行委員長の神田幸一さん。
筑波山麓で生産された特産米のPRも狙いの一つで、当日は筑波米と野菜の販売、よさこいソーラン、ガマの油売り口上、筑波米おむすびとなめこ汁サービスなどを予定する。
おむすびの審査では、県産食材、色彩、形、ユニーク性などが評価の対象となり、味は審査対象外。参加は事前に応募用紙で申し込みが必要。
優秀作品には、最優秀賞:筑波米1年分(60キロ)、優秀賞:筑波米半年分(30キロ)のほか、がんばっぺ賞、アイデア賞、カラフル賞、ユニーク賞、宮前振興会賞を用意する。
「筑波山は万葉の昔から多くの人々の信仰を集め、縁結びの神様としてにぎわってきた。震災のへの不安や原発が一日も早く収束し、激減した観光客に戻ってきてほしい。今回のイベントでおむすびを通じ、人々の心が結ばれ、つながれば」と話す。
応募締め切りは9月18日(作品が100点になり次第終了)。詳しくは「つくば観光コンベンション協会」のホームページで確認できる。