つくばの古民家(つくば市小田)で10月29日・30日、筑波山麓秋祭りイベント「癒やしの庭」を開催する。
会場の青木邸は明治2年建築の蔵と1907(明治40)年建築の母屋が建つ敷地600坪の古民家。長い年月を経て老朽化した建物を再生するため今年3月、ボランティア団体「華の幹(はなのき)」が再生活動を開始。代表の飯塚洋子さんは「8カ月前、『いつかたくさんの人が集う場になれば』と仲間と共に掃除と修復を始めた」と振り返る。
イベントのテーマは癒やし。内容は、座敷で行うコンサート、古民家カフェ、敷地内各所で開くクラフト雑貨市など。
ライアー(木製楽器)楽団による演奏と人形劇・朗読コンサート(29日11時~・14時~)、茨城県内唯一のクリスタリスト野口裕子さんによるクリスタルボウルのコンサート(30日11時~・14時~)を予定。コカリナ奏者大久保くみさんの演奏は両日15時~。全て無料。
古民家カフェでは地元食材にこだわった手作りメニューを用意する。豚汁、おにぎりセット、そば粉入栗蒸ようかん、うの花(以上200円)など。
雑貨市には、和小物、木工、布小物など手作り作家の店10店以上が出店するほか、タイルコースター作り体験やカラーセラピー体験できる店も。多国籍創作料理や地元米販売店、ワッフル専門店「chuchucafe(チュチュカフェ)」などの飲食店も出店する。チュチュカフェは「無農薬自家製栗の渋皮煮入ワッフル」を数量限定で販売する予定。
「癒やしの空間である古民家で、音や香り、人とのつながりが融合することで、訪れる人たちが癒やされるイベントになればうれしい」と飯塚さん。
開催時間は10時~16時。入場無料。